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「物質, 行為体(エージェンシー),身体性-21世紀における陶芸」GO FOR KOGEI TALKS
GO FOR KOGEI TALKS
「物質, 行為体(エージェンシー), 身体性-21世紀における陶芸」
日時:2024年3月28日(木)
時間:18:30-20:00
会場:shirasagi/白鷺美術
参加:予約優先、ワンドリンク制(500円)
形式:日英逐次通訳
申込:https://forms.gle/c1THZ4vY7g3DjuJB8
1月1日に発生した令和6年能登半島地震にて犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。この度GO FOR KOGEI TALKSとして、イギリスを代表する陶芸家・歴史家の一人であるジュリアン・ステア氏をお招きしトークイベントを開催いたします。本イベントでは会場に募金箱を設置し、募金いただいたお金は、認定NPO法人趣都金澤が立ち上げた「能登文化復興基金※」に寄付いたします。みなさまのご来場をお待ちしております。
イギリスを代表する陶芸家の一人であるジュリアン・ステア氏をお招きし、「物質、行為体(エージェンシー)、身体性-21世紀における陶芸」と題したトークイベントを開催いたします。本トークでは、陶器のマルチな様相が、現代アートの理論的枠組みと実践の関連性を結びつける重要な芸術的ジャンルとして機能していることを論じます。日常的なものから深遠なものまで、家族との食事(キリスト教会での「パンを裂く」聖餐式にも象徴される行為)から死の媒介まで、重層的な意味をもつ物語が、身体と一体化した儀式を通して人生を形作っているのが陶器です。そのような陶器について考えることは社会における制度や機関がどのようにアートを規定し、マーケットがどのようにアートを消費するかについて、哲学的に再考する機会を与えてくれます。無機質化が進む世界において、陶器が持つ物質性、行為体(エージェンシー)、そして社会的な意味は、人間であることの意味を思い出させてくれるでしょう。
(聞き手:菊池裕子 英国ヴィクトリア&アルバート博物館学術部長)
ゲストスピーカー
ジュリアン・ステア (Julian Stair) / 陶芸家、歴史家
ジュリアン・ステア(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート博士号)は1982年以来、世界各国で展覧会を開催してきており、ヴィクトリア&アルバート博物館、大英博物館、ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(ニューヨーク)、益子陶芸美術館、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム)など、30以上のパブリック・コレクションに作品が収蔵されている。また、イギリスの陶芸工房に関する歴史家でもあり、2002年に論文「1910〜1940 年の英国スタジオポタリーに関する評論」を執筆し、これまでにノーサンブリア大学(ニューカッスル)、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ロンドン芸術大学などで研究職を歴任。テートギャラリー、コートールド美術研究所、イェール・ブリティッシュ・アート・センター、ブルームズベリー、ラウトレッジから論文が出版され、2022年には陶芸への貢献により大英帝国勲章(OBE)を授与された。
※能登文化復興基金について詳しくはこちら
https://syuto.or.jp/news_cat/information/2024/02/21/6727/
主催:GO FOR KOGEI 事務局(株式会社ノエチカ)
協力:白鷺美術