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– AWAY – Ryo Nakashima Solo Exhibition

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– AWAY –  Ryo Nakashima Solo Exhibition

期間:2018年2月13日(火)~3月4日(日)
作家:Ryo Nakashima
会場:shirasagi/白鷺美術 2F
時間:20時〜24時
:13時〜18時 ※ 2月24,25日、3月3,4日
※2月18日は演奏会のため、チケットご購入のご来場者のみの閲覧となります。

2月13日から3月4日まで、当会場2階にて金沢在住のデザイナー、中島稜による
「- AWAY –  Ryo Nakashima Solo Exhibition」を行ないます。
写真と言葉、そしてオプティカルパターンを一つの形態にし、詩的に表現した作品です。
中島が旅行した際に自身で撮った写真を用いて、少しのメッセージ性を含むセンシティブな短文に独自のデザインを添えています。各々の作品には彼の詳細な物語があり、また簡潔にされたビジュアルや言葉、そして詩的な情景により、見るものの想像を細やかに膨らませます。 基本夜間の展示となりますが、2月24,25日、3月3,4日はお昼も開催しています。是非ご高覧下さい。

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あらゆる理由によって長い青年期を過ごす大人たちへ。
ーーー逃避行という処方箋を。

ここが、今いるべきところではなくて、
もはや遠い国へ行ってしまいたいような、毎日の徒労と孤独。

今朝の洗面台の鏡が写す、ほんの小さな自惚れと、
街の人の顔が映す、ほんの小さな嫉妬と傲慢。

幸せはアイスクリームみたいに簡単に溶けてしまうと言うけれど
それが、あながち嘘じゃないと思ってしまう臆病。

そんな、誰しもが暗闇に隠しておきたい側面を持っているのかも知れません。
けれど蓋をしてしまえば、夜のあいだに感情の影は増幅して、
自分さえ飲み込んでしまいそうです。

今回は抒情詩という形をとって、
日常の青臭く所帯染みた、私情の標本を展示します。

真夜中に1人でいる時に開く、本の遠い世界が、
昨日までの徒労や嫉妬や臆病を小さくしてくれる。
私情のポエトリーとは、そういうものだといいなと思います。

中島稜

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中島稜(ナカシマリョウ)

1992年石川県金沢市生まれ。
大学では文学を専攻。その後、グラフィック・デザインに転向。
日本の若手デザイナーが展開するファッションブランド「firstcircle」での
アイデンティティ・デザイン、シーズンルックのエディトリアル・デザインを担当。
また、東京近郊で行われるアート系イベント「虫の聲」や「余白のデザイン」の
アイデンティティデザイン、POPデザインを務める。
www.then-design.com

主催:白鷺美術