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「tide 」 EXHIBITION 麋角解 ~さわしかのつのおつる 

tide

SAWA HIRAKI ,TAKEDA YUSUKE, HORI CHIKAI EXHIBITION

期間:2019年12月20日(金)~2019年1月13日(月祝)
作家:さわひらき、武田雄介、堀至以
会場:shirasagi/白鷺美術 2F
時間:20時~24時
※1月1 1日(土)~ 13日(月祝)のみ13時~ 18時も開催
※2020年1月1日、2日及び、期間中月曜定休
※12月27日(金)は演奏会のため、チケットご購入のご来場者のみの閲覧となります。
※デザインはさわひらき、武田雄介、堀至以の三人の作品を コラージュしてイメージに用いています。

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極月の候、金沢の街が淡い白に息衝く時節、白鷺美術の年の瀬の企画「麋角解~さわしかのつのおつる」展示会 に 二階のギャラリーにて、個性ある3人の現代アーティスト、さわひらき、武田雄介、堀至以による展覧会「tide」を開催いたします。また同時企画にアコーディオン奏者の生駒 祐子、コントラバス奏者の清水恒輔によるデュオ、mama!milkの演奏を当会場一階で行います。

今節の展覧会「tide」では、一昨年の奥能登芸術祭でも注目を集めたさわひらきを中心に、新鋭の現代アーティスト、武田雄介と堀至以も加わり、今回限り の展示を表現してくれます。さわひらきは国内のみならず海外でも高く評価され ていますが、彼独自の感性に裏付けされたディテールとメランコリックさを持って 世界観を構築し、意識を揺さぶるような映像、インスタレーションを展開します。 武田雄介は様々な素材を用いたインスタレーションを制作し、一昨年金沢21世紀 美術館での展示、「アペルト 06 武田雄介」は大変話題となりました。堀至以は 制作中の発見や連鎖反応を描いた抽象的な絵画や立体作品を発表しています。 昨年愛知のSee Sawgalleryで武田と共に行った展覧会では様々な媒体を用いて 階層構造に意識をおいた作品が好評を得ました。

麋角解、年の瀬の思いの募るひととき、さわひらき、武田雄介、堀至以による「tide」展覧会とmama!milk 演奏会、ご一緒できましたなら幸いです。 ご来場心よりお待ちしています。

白鷺美術主宰 巽 勇太

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[ さわひらき ] HIRAKI SAWA
1977年、石川県生まれ。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻家修士課程修了。ロンドン在住。 心象風景や記憶の中にある感覚といった実体のない領域を、映像・立体・平面などを巧みに操り構成した ビデオインスタレーションで表現する。現実にはありえない光景を描きながら、どこか親しみを感じさせ る空気感(世界?)を展示空間に生み出し、見る人の想像力に働きかけるような作品を発表し続けている。 主な個展にナバラ大学美術館「memoria paralela(」2019)、神奈川芸術劇場「潜像の語り手(」2018)、東京 オペラシティギャラリー「Under the Box, Beyond the Bounds(」2014)、グループ展に奥能登国際芸術祭(2017)、リヨン・ビエンナーレ(2013)、シドニー・ビエンナーレ(2010)、など。


『Absent 』 2018 音楽:生駒祐子

[ 武田 雄介 ] YUSUKE TAKEDA
1985年、広島市生まれ。金沢美術工芸大学で油絵を専攻し、2014年に同大学院博士後期課程を修了(博 士)。現在も金沢を拠点に制作を続け、絵画、写真、映像、音といった様々な素材を自在に組み合わせた インスタレーションを精力的に発表している。主な展覧会に「北加賀屋クロッシング 2013:MOBILIS IN MOBILI ―交錯する現在―」(コーポ北加賀屋、CASHI/2013年、問屋まちスタジオ/2014)、「ファン・デ・ ナゴヤ美術展 2014 虹の麓―反射するプロセス―」(名古屋市民ギャラリー矢田/2014)、「VOCA展 2015 現代美術の展望 ― 新しい平面の作家たち」(上野の森美術館/ 2015)、「アペルト 06 武田雄介」(金沢21世紀 美術館/2017)、「Void」(MORI YU GALLERY/2018)、「Taipei Perception」(THAV/2018) など。


アペルト 06 武田雄介』 金沢21世紀美術館 撮影:木奥惠三


[ 堀 至以 ] CHIKAI HORI

1 9 8 8 年 、愛 知 県 生 ま れ 。 2 0 1 8 年 、金 沢 美 術 工 芸 大 学 大 学 院 博 士 後 期 課 程 修 了 。 主 な 展 示 に 2 0 1 9 年 、個 展「結晶の中を回る」(清須市はるひ美術館/愛知)、「VOCA展 2019 現代美術の展望-新しい平面の作家 たち」(上野の森美術館/東京)、「群馬青年ビエンナーレ 2019」(群馬県立近代美術館/群馬)、「Hello my name is_ 」(EUKARYOTE/東京)、2018年、「常にそこにものすごいスピードで留まっている」(See Saw gallery + hibit/愛知)、個展「Paintingthings -規則的遊歩-」(GALLERY MIKAWAYA/愛知)など。

 
『tangle x』 2018 45.5×53 cm キャンバス、油彩 撮影:奥祐司

・麋角解(びかくげす)
季節を表わす七十二候(古代中国で考案された気象の動きや動植物の変化を示したもの)の一つで、繁殖期を終えた鹿が、角を落とす時期を指す。

主催:白鷺美術